Knowing She Would

 座右の銘、というものが僕はすごく好きで周りの人がどんな座右の銘を持っているのかが気になっています。インターネットに偉人の言葉から、Twitterのつぶやきまであるような環境の中、僕たちは日々いろいろな言葉に触れている。そして、ほとんど(僕の場合は)それを忘れている。情報が豊かにある、ということはとてもいいことだけどその中から自分の好みの一文を集め、さらに選別するということは結構、体力を使う行為である。だから、座右の銘というのは一事が万事ではないけれど、話し方と合わせて、その人の雰囲気や考え方みたいなものが感じ取れるような気がします。まあ、訊くのはなんとなくその人を値踏みするような気がしてほとんど人に訊いたことはないんですけど。

 

 僕の座右の銘は 神は細部に宿る です。今のところは。以前は 為せば成る でした。なんとなくですが、日々の生活の中でその言葉を実感することが多くてこれになりました。解釈は人それぞれだと思いますけど僕の場合はこんな感じです。

 ある一連の動作は細分化できることが多い。外科手術を例に挙げると、一件難しそうに見えても基本手技の繰り返しなので結局は一回の切開、結紮などを完璧に近い完成度で、できるかということが大事でその積み重ねとしてただ、結果があるだけである。

このような考えは、ほとんどの物事に当てはまると思います。将来、社会に出た時に自分の仕事のどの部分を細くみられても恥ずかしくないようにありたい。